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ショパン [音楽]

29日、30日と2日間、日本ピアノ教育連盟第26回全国研究大会に行ってきました[るんるん]
朝から夕方までの充実した内容で、テーマは「ショパン」でした。

なかでも、イヴ・アンリ先生(ピアニスト)の説明の中で弾いて下さる演奏に
感銘を受けました[ぴかぴか(新しい)]
先生のコンサートもあったのですが、残念ながら都合が付かず聴けなかったので、
うれしいひと時でした。
先生は、ショパンの愛したプレイエルのピアノの現代のピアノを両方用いてのレッスンで
有名ですが、そうしたことから得た経験上の解釈もあいまって、すばらしいショパンを
聴かせてくださいました。
特に弱音が美しく、弱音のレンジが広く、その弱音がとても効果的でした。
そして先生がよくおっしゃっていたのが「アポジャトゥーラ」を大切に・ということでいた。

☆アポジャトゥーラとは「倚音」(いおん)とも言われ、基本的には和声音同士の間に位置し、半音関係で和声音に到達する音を指しています。(強拍に置かれるケースがほとんです)
解りやすい例で言うとバッハの譜面で装飾音が四分音符で書かれているのがそうです。
倚音はメロディーの流れの中での重要な変化、即ち「緊張→弛緩」と言うエネルギーの変化を醸し出す極めて重要な音です。
まず言えることは倚音は非和声音だという点。だからこそ表情の豊かな音を求められます。

私はショパンが大好きなのですが、昔から正にこのアポジャトゥーラの部分が好きだったので、自分の好きな部分がショパンの特徴だったということが明らかになり、自分の感覚が
間違っていなかったのだ・と、なんだか嬉しかったです[るんるん]

公開レッスンでは、2日間で小学1年生~中学生か高校生くらいの生徒さんたちが演奏しました
が、みんな本当によく弾ける[exclamation]
テクニックも安定しているし、音楽性もきちんと持ち合わせていて、感心してしまいました。
こういう子供たちがこのまま順調に成長していけば、どのようなピアニストになるのだろう・
と。。。
そしてまた、「これだけ弾ける子供(人)が沢山いる中で、自分が演奏を続ける意味って
何だろう。。。」と考えさせられました。
この答えがいつ出るのか、あるいは出ないのか、出さなくてはいけないのかも分かりません。もしかしたら、その答えにたどり着くために続けているのかもしれません。

先生が、「今はピアノが弾ける人はいくらでもいる。本当にみんなよく弾ける。だから、
“この人の演奏をまた聴きたい”と思ってもらえるような演奏をしないとだめ」と
おっしゃっていました。
本当にその通りですね。「また聴きたい」とお客さんの心に触れる演奏[ぴかぴか(新しい)]
それを目指して頑張ります[グッド(上向き矢印)]
こういう気持ちで続けていれば、いつか答えが見つかるかもしれません。。。
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