子供の脳をいかに育むか [子供]
先日、「ホンマデッかTV」でお馴染みの脳科学者の澤口俊之先生の
講演会へ行ってきました
講演会の内容は「子供の脳をいかに育むか~ピアノが脳に良い理由とは~
人間性知能HQを中心にして」と言う物でした。
「ホンマデッかTV」の中で、澤口先生が習い事について「ピアノだけやっていればいい」
という発言をされ、注目を集めていました
ということで、ピアノの先生方やピアノを習われているお子さんを持つ親御さん、
あるいはテレビを見て澤口先生をご存知で、テレビのような面白いお話を
聞けるのではと期待してこられたご近所の方など、様々な方がいらっしゃった様子
でした。
澤口先生も「まじめな話ですよ」とおっしゃっておりましたが、時に笑いが起きながらの
とても興味深いお話でした
もっともっとお話を詳しく聞きたい感じで、あっという間に時間が過ぎました。
お話を聞きながら、「う~ん、確かにそうだろうな」と納得するところがかなりありました
その中の一つが、(ちょっとピアノとは関係ありませんが)テレビでも幼少期の
英才教育についての危険性をおっしゃっていましたが、「フラッシュカード」の危険性です。
「フラッシュカード」とは、様々な絵や数字などが描いてあるカードを1秒間に何枚だかという
物凄いスピードでどんどん見せて行くものです。
それにより、どんどん子供は覚えていくらしいのですが、これが危ないと。
相手の立場に立てる能力や、相手の気持ちを推測する能力が低下してしまうそうです
でも、考えてみればそうだと思います。
だって、分かるか分からないかも分からないほどのスピードでどんどん画像として
覚えこまされて、自分で考える時間や消化していく時間もなく、「これはこう」と
判断していく。
そんなことが習慣化されたら、コンピューターと同じですよね
頭の回転は確かに速くなるかもしれないけれど、「これは何」と即座に判断することよりも
その先にあったり、その裏にあることを想像したり、思い描いたり、思いやったり
することの方が、ずっと人間としては大切だと思うのです。
機械ではないのだから、人の気持ちが簡単に割り切れる物でもないですし、
一人ひとり同じことをしていても、同じことを言われても感じ方は違うのです。
だからこそ、「この人はこう言ったらどう思うかな」とか「どうしてあんな顔をしているのだろう」
とか、相手の気持ちを推測する・といことが大切になります。
それが、社会生活を上手くやっていく上でも大切な能力にもなります。
いくら仕事ができても、自分勝手だったり、人の気持ちを無視したような物の言い方を
していては、周りの人は付いてきません。
そして、そのような人を周りは助けようとも思わないはずです。
何をするにも一人ではできないのだから、どんな形であれ周りの助けが必ず
必要となります。
ですから、こうした人間としての基礎能力は大切ですよね
その他にも沢山興味深いお話を伺いましたので、
生徒さんでご興味のある方は、内容をプリントしてお渡しいたしますので
お申し出下さい
講演会へ行ってきました
講演会の内容は「子供の脳をいかに育むか~ピアノが脳に良い理由とは~
人間性知能HQを中心にして」と言う物でした。
「ホンマデッかTV」の中で、澤口先生が習い事について「ピアノだけやっていればいい」
という発言をされ、注目を集めていました
ということで、ピアノの先生方やピアノを習われているお子さんを持つ親御さん、
あるいはテレビを見て澤口先生をご存知で、テレビのような面白いお話を
聞けるのではと期待してこられたご近所の方など、様々な方がいらっしゃった様子
でした。
澤口先生も「まじめな話ですよ」とおっしゃっておりましたが、時に笑いが起きながらの
とても興味深いお話でした
もっともっとお話を詳しく聞きたい感じで、あっという間に時間が過ぎました。
お話を聞きながら、「う~ん、確かにそうだろうな」と納得するところがかなりありました
その中の一つが、(ちょっとピアノとは関係ありませんが)テレビでも幼少期の
英才教育についての危険性をおっしゃっていましたが、「フラッシュカード」の危険性です。
「フラッシュカード」とは、様々な絵や数字などが描いてあるカードを1秒間に何枚だかという
物凄いスピードでどんどん見せて行くものです。
それにより、どんどん子供は覚えていくらしいのですが、これが危ないと。
相手の立場に立てる能力や、相手の気持ちを推測する能力が低下してしまうそうです
でも、考えてみればそうだと思います。
だって、分かるか分からないかも分からないほどのスピードでどんどん画像として
覚えこまされて、自分で考える時間や消化していく時間もなく、「これはこう」と
判断していく。
そんなことが習慣化されたら、コンピューターと同じですよね
頭の回転は確かに速くなるかもしれないけれど、「これは何」と即座に判断することよりも
その先にあったり、その裏にあることを想像したり、思い描いたり、思いやったり
することの方が、ずっと人間としては大切だと思うのです。
機械ではないのだから、人の気持ちが簡単に割り切れる物でもないですし、
一人ひとり同じことをしていても、同じことを言われても感じ方は違うのです。
だからこそ、「この人はこう言ったらどう思うかな」とか「どうしてあんな顔をしているのだろう」
とか、相手の気持ちを推測する・といことが大切になります。
それが、社会生活を上手くやっていく上でも大切な能力にもなります。
いくら仕事ができても、自分勝手だったり、人の気持ちを無視したような物の言い方を
していては、周りの人は付いてきません。
そして、そのような人を周りは助けようとも思わないはずです。
何をするにも一人ではできないのだから、どんな形であれ周りの助けが必ず
必要となります。
ですから、こうした人間としての基礎能力は大切ですよね
その他にも沢山興味深いお話を伺いましたので、
生徒さんでご興味のある方は、内容をプリントしてお渡しいたしますので
お申し出下さい
子育て [子供]
テレビでやっていた情報です
《子供の知能が上がりやすい家庭環境について》
・本棚は、背表紙ではなく本の表紙が見えるようなタイプの収納にした方が
より、本に興味を持つそうですよ。
・ホワイトボードをおいておいて、いつでも落書きや勉強などに使えるように
しておく。
・地図や地球儀、文字表などは、子供の目線に近い、低い位置に置いたり
貼ること。
・現代においてテレビは最大の情報源。それを勝手に見せておくのではなく、
テレビ・子供・母親の3点がトライアングルになるような配置にすることによって
テレビを見ていた子供が知らないことをすぐに母親に聞けたり、
子供とコミュニケーションを常に取れるようにしておくと、知識を身につけられる。
・子供が描いた絵などは、雑に貼らず、丁寧にきれいに飾ってあげると
子供のやる気がでる。
・子供部屋は小学生になるまでは与えなくてもよい。子供部屋で一人で
勉強するのは中学生くらいからで、それまではリビングで勉強するように
すると、分からないところをすぐに聞けたり、色々な情報が入ってくる。
←有名私立中学に合格した子供の殆どがリビングで勉強していた。
・現代、ニュースでも殺人などの怖い犯罪や、悪いニュースばかりやっているが、
そういった悪いことから全てを隠していい事ばかりを教えるのが教育ではなく、
悪いことや怖いことも見せて、それを親が怖がって見せたり、いけないことだと
教えることで子供は成長する。
子供は親の反応を見て吸収するので、子供と一緒に親が楽しんだり感動したり
怖がったりすることが大切。
・食事は、色々な食材を色々な調理法・味付けで食べさせることによって、
味覚を発達させる。
小さいころから味の濃いものを食べさせていると、大人になってもそのままなので、
子供のころから薄味に慣れさせる。
ピアノ教師をしている中で色々なお子さんを見てきましたが、そこから感じたことを。。。
「親の背中を見て子は育つ」といいますが、子供にとって親は一番の存在ですから、
その親がやっていることを知らず知らずのうちに子供は見て吸収しているのですね。
ふとした仕草などが似てくるのもそうしたことなのでしょう。
小さいころからのお子さんとの接し方で、お子さんの集中力や思考力は格段に
違ってくると思います。
小さい子はお母さんとの時間が殆どですから、お母さんが落ち着いてしっかり
お子さんの話や興味のあることに付き合ってあげたり、言葉掛けを沢山してあげることで
お子さんの集中力は身に付くと思います。
忙しい中でこれは大変なことですが、是非、大切に接してほしいと思います
あ、専門家の先生が、「子供はどれだけ自分の名前を呼んでくれたかで愛情を感じる。
沢山名前を呼ばれた子ほど、幸せになる」とおっしゃっていましたよ
つまりは、それだけ目を掛ける・ということでしょうね。
私もいつか母親になる日まで、心に留めておきたいと思います
《子供の知能が上がりやすい家庭環境について》
・本棚は、背表紙ではなく本の表紙が見えるようなタイプの収納にした方が
より、本に興味を持つそうですよ。
・ホワイトボードをおいておいて、いつでも落書きや勉強などに使えるように
しておく。
・地図や地球儀、文字表などは、子供の目線に近い、低い位置に置いたり
貼ること。
・現代においてテレビは最大の情報源。それを勝手に見せておくのではなく、
テレビ・子供・母親の3点がトライアングルになるような配置にすることによって
テレビを見ていた子供が知らないことをすぐに母親に聞けたり、
子供とコミュニケーションを常に取れるようにしておくと、知識を身につけられる。
・子供が描いた絵などは、雑に貼らず、丁寧にきれいに飾ってあげると
子供のやる気がでる。
・子供部屋は小学生になるまでは与えなくてもよい。子供部屋で一人で
勉強するのは中学生くらいからで、それまではリビングで勉強するように
すると、分からないところをすぐに聞けたり、色々な情報が入ってくる。
←有名私立中学に合格した子供の殆どがリビングで勉強していた。
・現代、ニュースでも殺人などの怖い犯罪や、悪いニュースばかりやっているが、
そういった悪いことから全てを隠していい事ばかりを教えるのが教育ではなく、
悪いことや怖いことも見せて、それを親が怖がって見せたり、いけないことだと
教えることで子供は成長する。
子供は親の反応を見て吸収するので、子供と一緒に親が楽しんだり感動したり
怖がったりすることが大切。
・食事は、色々な食材を色々な調理法・味付けで食べさせることによって、
味覚を発達させる。
小さいころから味の濃いものを食べさせていると、大人になってもそのままなので、
子供のころから薄味に慣れさせる。
ピアノ教師をしている中で色々なお子さんを見てきましたが、そこから感じたことを。。。
「親の背中を見て子は育つ」といいますが、子供にとって親は一番の存在ですから、
その親がやっていることを知らず知らずのうちに子供は見て吸収しているのですね。
ふとした仕草などが似てくるのもそうしたことなのでしょう。
小さいころからのお子さんとの接し方で、お子さんの集中力や思考力は格段に
違ってくると思います。
小さい子はお母さんとの時間が殆どですから、お母さんが落ち着いてしっかり
お子さんの話や興味のあることに付き合ってあげたり、言葉掛けを沢山してあげることで
お子さんの集中力は身に付くと思います。
忙しい中でこれは大変なことですが、是非、大切に接してほしいと思います
あ、専門家の先生が、「子供はどれだけ自分の名前を呼んでくれたかで愛情を感じる。
沢山名前を呼ばれた子ほど、幸せになる」とおっしゃっていましたよ
つまりは、それだけ目を掛ける・ということでしょうね。
私もいつか母親になる日まで、心に留めておきたいと思います
物思い [子供]
今の子供達って本当に忙しいですよね
ピアノ教室の生徒さんも、「毎日何かしらの習い事があります」なんて子もいます
私が子供の頃も、私自身「習字・ピアノ・水泳」は習っていましたが。
そして、前に母に言われたことですが、
「今の子は空をのんびり眺めたりすることもないのかしらね。お母さんが子供の頃は
空を見るのが好きで、寝転がって空を眺めて、雲がどんどん形を変えて動いていくのを
ずっと見ていた物だけど」って。
私も小さな頃は雲の形が変わっていくのが面白くて、2階の部屋で眺めていた自分の姿が
思い出されるのですが、今の忙しい子供達はそういうことして育ってきているのでしょうか?
勉強だ習い事だ、と忙しい毎日に追われて、空を見上げて物思いにふける・なんて時間は
ないのでしょうか?
何だか、心配になってしまうのです
海外に行ってみると、本当に日本のスピード社会を認識します。
歩くスピードだったり、話すスピード、空気・時空の流れるスピード。。。
そういう中で育ってきているからなのか、音楽もやはり日本人とは違うのですよね。。
一概には言えませんが、せかせかした演奏をする人は少ない気がします。
勿論、やるべきところ・やるべき時には気を引き締めて、気合を入れてやることは大切ですし、
仕事・テストなどには効率やスピードも求められるでしょう。
ですが、普段の生活ではやはり「ゆとり」と言う物が大切だと思うのです。
「時間的にゆとり」がなければ「心のゆとり」も生まれません。
時間に追われていれば、何かをこなすことだけで精一杯で、心のゆとりなどありません。
そうなると、自分のことだけで精一杯になり、人の事など考えていられない、
人に優しくする・思いやる余裕もなくなる
時間にも心にも「ゆとり・遊び」の部分があれば、少しずつ回りのことにも目が向くようになるのだと
思います。
人に優しくしてあげたくもなると思います。
そして、子供達の可能性・能力というのは無限です。
日々の「しなければいけないこと」だけに追われてしまうと、脳みそがカチカチに固まってしまうように
思うのです。カチカチになったら何も吸収できません。
柔らかいスポンジのように、余裕を持たせてあれば、たくさんの事をどんどん吸収していくと思います
つまり、ダラダラ怠けろ・ということではなくて、
新しいこと、興味のあることを吸収できるだけの「ゆとり」を残しておいてあげて欲しいと思うのです。
その「ゆとり」は、物思いにふける時間であったり、疑問に思っていることを考える時間であったり、
自分について考える時間であったり、お友達や家族、好きな人の事を大切に思う時間であって欲しい。
こうした時間が、様々なことを考えたり工夫したりする力を身につけるだろうし、人としての優しさを
育める感性を育てる時間になるのではないでしょうか。
頭も心も柔軟性が大切ですね
ピアノ教室の生徒さんも、「毎日何かしらの習い事があります」なんて子もいます
私が子供の頃も、私自身「習字・ピアノ・水泳」は習っていましたが。
そして、前に母に言われたことですが、
「今の子は空をのんびり眺めたりすることもないのかしらね。お母さんが子供の頃は
空を見るのが好きで、寝転がって空を眺めて、雲がどんどん形を変えて動いていくのを
ずっと見ていた物だけど」って。
私も小さな頃は雲の形が変わっていくのが面白くて、2階の部屋で眺めていた自分の姿が
思い出されるのですが、今の忙しい子供達はそういうことして育ってきているのでしょうか?
勉強だ習い事だ、と忙しい毎日に追われて、空を見上げて物思いにふける・なんて時間は
ないのでしょうか?
何だか、心配になってしまうのです
海外に行ってみると、本当に日本のスピード社会を認識します。
歩くスピードだったり、話すスピード、空気・時空の流れるスピード。。。
そういう中で育ってきているからなのか、音楽もやはり日本人とは違うのですよね。。
一概には言えませんが、せかせかした演奏をする人は少ない気がします。
勿論、やるべきところ・やるべき時には気を引き締めて、気合を入れてやることは大切ですし、
仕事・テストなどには効率やスピードも求められるでしょう。
ですが、普段の生活ではやはり「ゆとり」と言う物が大切だと思うのです。
「時間的にゆとり」がなければ「心のゆとり」も生まれません。
時間に追われていれば、何かをこなすことだけで精一杯で、心のゆとりなどありません。
そうなると、自分のことだけで精一杯になり、人の事など考えていられない、
人に優しくする・思いやる余裕もなくなる
時間にも心にも「ゆとり・遊び」の部分があれば、少しずつ回りのことにも目が向くようになるのだと
思います。
人に優しくしてあげたくもなると思います。
そして、子供達の可能性・能力というのは無限です。
日々の「しなければいけないこと」だけに追われてしまうと、脳みそがカチカチに固まってしまうように
思うのです。カチカチになったら何も吸収できません。
柔らかいスポンジのように、余裕を持たせてあれば、たくさんの事をどんどん吸収していくと思います
つまり、ダラダラ怠けろ・ということではなくて、
新しいこと、興味のあることを吸収できるだけの「ゆとり」を残しておいてあげて欲しいと思うのです。
その「ゆとり」は、物思いにふける時間であったり、疑問に思っていることを考える時間であったり、
自分について考える時間であったり、お友達や家族、好きな人の事を大切に思う時間であって欲しい。
こうした時間が、様々なことを考えたり工夫したりする力を身につけるだろうし、人としての優しさを
育める感性を育てる時間になるのではないでしょうか。
頭も心も柔軟性が大切ですね