新しい仲間

先月末、発表会が終ってから、体験レッスンをしました。
それで、６歳のかわいい女の子がご入会くださることになりました

終始ニコニコしていて本当に可愛い
私が子供の頃は、人見知りが強すぎてニコリともせず、とある日、
母と八百屋さんへ買い物へ行った時に見知らぬ方が「ま～かわいい子だね～」といって
メロンだか何かを何故か買って下さったそう。
しかし私はブスっとしたままニコリともせず「ありがとう」も言えず、母は
とてもばつが悪かったそうです
きっと買ってくださったかたは「わ～、ありがとう」なんていって、
ニコニコしてくれるのを期待したのかもしれませんが
恐らく私は「誰この人。知らない人」と思っていたのだと思います（笑）

そうそう、ピアノの先生とも殆どお話したことはありませんでした。
直されたりとかして、先生に確認されても「はい」とも言えず、ただ頷いていました（笑）
質問なんてとんでもなく自分からは出来ませんでしたし、挨拶だけしか言葉を
発しなかったと思います。
どの先生もとっても優しい先生なのですが、ず～っと大学入るまでそのような状態でした
自分の中で、「先生は先生であって、ピアノを教えてもらう人だから、お話する人ではない」という
考えがあったのだと思います。だれに言われたわけでもないのですが。。。
質問されても、本当に必要最小限しか答えないので、先生としてはつまらなかったかも
しれませんが。。。

大学に入った頃、「あきこちゃんは本当にしゃべらなかったよね～。ようやく話せるように
なってきたね」と言われました（笑）
今の私からは想像も出来ない人も多いと思います。大勢の前でお話もしていますし

今の子供の生徒さんたちを見ていると、「子供って普通こういうものだよな～。私は何であんなに
しゃべらなかったんだろう？？」と思ってしまいます。
おじいちゃん・おばあちゃんや、両親にも殆ど自分の感情や考え思いを伝えられない子でしたから
それで、母が私にピアノを与えてくれました。
「自分の気持ちを言葉にしずらい子だから、胸が苦しくなってしまわないように、何か感情の
はけ口になる物を与えよう」と思ったようです。
本当に感謝しています


昨日は、お仕事が忙しすぎて半年以上お休みしていた生徒さんと久しぶりに再会しました。
お話を聞くと、本当に大変で、よくやっていらっしゃるな～と。。。
ピアノもやりたかったようですが、忙しさでそれどころではなかったようです。
でも、ふと耳にした曲の楽譜を買ったりはしていたそうで、やっぱりピアノが好きなんだな・と
嬉しかったです
５月から少しずつのペースで再開する・とお約束して帰られました。
本当に頭が下がります。
私は本業なのだから、もっともっと頑張らないとと刺激も貰いました。

このお仕事をしていると、「ピアノ」という物を通して、本当に色々な方と出会えるので、
こちらも刺激をもらえて勉強にもなり、幸せです

これからも、素敵な方々との新しい出会いがありますように