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お国物 [音楽]

今日はプラハ交響楽団のドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」を聴きました。
指揮者は当初の指揮者から変更になり、何と「のだめカンタービレ」にヴィエラ先生役で
ご出演されているズデニュク・マーカル氏でした[exclamation]

これまで「新世界より」は何度も聞いた事がありましたが、全て国内オケでした。
プラハ交響楽団の演奏を聴いたのも初めてでしたが、さらにお国物だったからか、
とても素敵な演奏でした[るんるん]
1楽章も日本のオケだと普通に弾いている部分にも揺れと遊びがあり、
「こんな風にできるんだ!」と嬉しい発見。
3楽章は楽譜に指示はおそらくないのでしょうが、(いいのか悪いのか)かなりテンポの変化をつけて
いました。聴きなれているものからすると、「おっとっとっと~」と重たくなっていく部分もあるのですが、
面白かったです。
4楽章はさすが!といったところ。
全体的に国内オケと響きの厚みの作り方が全く違うように感じました。
国内オケだと、全体が厚く「のべ~」っとした印象なのに比べ、とても立体的に音が響いてきて
「こんなに違うんだな~」と思いました。
ドイツとフランスの違いのような感じといいますか。。。
重たい厚みのある感じと、輪郭はあるのだけれど、透明感があって凛とした感じの違い。。。

私にとっては初めての感じのドヴォルザークでしたが、好きでした[黒ハート]
この違いが分かったのも、これまでに何度も聴いてきていて、この音楽を良く知っていたからです。
音楽って人が奏でるものですから、同じ曲を演奏しても、本当に人により解釈や感じ方が違って
違いが出て面白いです。
1つのお気に入りの曲を見つけたら、いろいろな人の演奏で聞き比べて、自分のお気に入りの演奏を
探すのも楽しいですね[るんるん]
人それぞれ、好みも違いますから、そうやって沢山の演奏を聴いていくうちにセンスも磨かれていくと
思います。好みもはっきりしてくるでしょう。

いい音楽を聴くって、幸せな気持ちになります[ぴかぴか(新しい)]

数ヶ月前の話ですが、レオン・フライシャーの演奏会に行った時のこと。
彼は30代の弾き盛りのときに病気になってしまい、演奏不能になって教える方に専念していましたが、
奇跡的に最近演奏家として復帰しました。
現在70歳くらいですが、弾き始めた第1音を聴いた瞬間、本当に美しく、暖かく、神聖で、涙が溢れそうに
なりました。正に彼の人柄・人間味・人生観が表れた演奏会で、テレビでも放映されましたが、
素晴らしい演奏会でした。
有名なピアニストの演奏会に行っても、本当に心から満足というか、心にしみる演奏会に出会えることは
まれです。もちろんフライシャーさんは有名ですが、そういう瞬間に立ち会えたことが幸せでした。

有名な演奏家であっても、やはり体調や気分の問題だったり、いろいろな条件・状況から、いつも
いい演奏にめぐり合えるとは限りません。
心にしみる演奏というのに有名・無名ももちろん関係ありません。
子供の演奏するピアノにだって感動する事があるのですから!

本当に不思議です。
自分の練習でも、「今日はやる気ないな~。気分が乗らない。。。でも練習しなきゃ」と思いながら
弾き始めると、意外と気分が乗ってきて、いい演奏ができるときもあれば、
「よし!今日はやるぞ~♪」と気力もやる気もあるのに、弾き出すと音楽が流れていかないという
時もあります。
勿論「気分が乗らないな~」と思いながら弾いて、本当にダメダメな演奏の時もありますよ(笑)

とまあ、人間のしていることですから、やはり波というものがありますから、本当にいい演奏に
巡り会えるのはある意味、幸運なことなのです。
でも、本当にそういう幸運な演奏会を聴けたときには、温かい気持ちになります。

何だか書きたいことが色々湧いてきましたが、長くなってしまうので、またの機会に書くことにします。

みなさんも幸運な演奏会に巡り会えるといいですね[ぴかぴか(新しい)]
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