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思い [音楽]

私は子供の頃からお話しが苦手でした。
大人になる(歳を取る)ってすごい事で、大学生くらいからは大分話せるようになってきて、
今ではコンサートでMCまでもしております。
子供の頃の私からしたら、とても考えられないこと。

けれど、やはり大切なことだったり、自分の深いところで思っていることは今でも言葉にするのが
とても苦手です[バッド(下向き矢印)]
昔よりも言葉にできる範囲は広がってきていますが、やっぱり一線を越えられない部分があるのです。
それでも頑張って言葉にしても、搾り出すのでぼそぼそとしか言葉にならない。。。
聞こえなくて聞き返されると、普通の声よりも一生懸命言う分大きくなる。。。

まあ、こんな子供(今でも)だったので、母は私に「何か感情の捌け口になるものがないと
この子はきっと将来苦しくなる」と思い、ピアノを始めさせてくれました。
母が声楽家なので、家にはピアノがあり、保育園に行く前などにピアノで「かえるのうた」などを
弾いていたので、「音楽が好きなのかな?」と思ったのもあるみたいですが。
そうやって始めたピアノですが、「弾くのは好きだけど、練習は嫌い」というどこにでもいる子供と同じで、
やはり母には「練習しなさい」とよく言われ、「そんなに練習が嫌なら辞めてしまいなさい」とピアノに
鍵をかけられたこおともありました。
そうすると「ピアノが嫌いなわけじゃないのに。。。」と悲しくなりました。

そんな良くある山も乗り越え、今こうして演奏もさせて頂いていますが、やはり音楽って(声楽には歌詞が
ありますけど)歌詞がない分、想像するのが大変なときもありますが、考え方をかえればその分、
自由なイメージも持てるわけです。
言葉にできないような感情を音楽に託すこともできます。例えば、悲しい事があったとき、そのときの感情に
合った曲を弾くことで自分の心を癒し慰めたり、押さえ切れない怒りを音楽にぶちまけてみたり、
昔の作曲家たちが恋人を思って作曲したように、
演奏する側としても、そういった作曲された背景を踏まえて曲を選んだり、思いをある人に伝えたり・・・
ということもありますよね。
コンサートの時には女優さんのように、その曲に合った感情・色彩・テンポ・背景などを想像したり空想したり
しながら様々な思いを込めて演奏するのですが、そうした気持ちを汲み取って、感じ取って頂けたら
こんなに嬉しいことはないです[ぴかぴか(新しい)]

まだまだ修行中ですが、やはり演奏するからには何かお客様の心に温かいものを残したいと思います。
「凄かったね」というのではなく、「何だか良く分からないけど、何かいいよね[いい気分(温泉)]」と、心が温かくなって頂けるような
心に伝わる演奏。
私の「思い」を演奏に乗せられるように、日々努力したいと思います[exclamation×2]
そして、実際の言葉でも思いを伝えられるように、こちらも日々努力しなくては。。。
思いを伝えるって、やはり大切なことですよね。それが、大切な人であればあるほど。。。
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